健康カレンダー


80] 2018/12/ 3(Mon) 10:57:18

(月刊かみいな健康カレンダー 2018年 12 月号掲載)

「インフルエンザの季節です」

 インフルエンザ流行の季節となりました。インフルエンザは日本では例年、冬季の1〜2月に流行します。典型的な症状は38℃以上の発熱、関節痛・筋肉痛、頭痛、倦怠感、鼻水、のどの痛み、咳などの全身症状です。高齢者や乳幼児など抵抗力が弱い人がインフルエンザにかかると、肺炎やインフルエンザ脳症といった合併症を起こし重症化することがあります。あまり発熱がない軽症な場合もありますが、周囲に感染を拡大する恐れがあるので注意が必要です。そのため、インフルエンザの予防・治療が大切になります。
 予防として最も重要なのはワクチンの接種です。発症の危険性を50〜60%低下させ、発症したとしても重症化を防ぐ効果があります。12月中旬頃までに接種を済ませるとよいでしょう。また、人混みでのマスクの着用や、流水と石けんでのしっかりとした手洗いも大切です。インフルエンザウイルスに対してはアルコール性手指消毒剤も有効です。
インフルエンザと診断された場合には抗インフルエンザ薬を用います。重症化を防ぐ効果があります。現在、抗インフルエンザ薬の中心は、ウイルスを感染した細胞の中に閉じ込めて、他の細胞へ広がるのを防ぐ働きをするノイラミニダーゼ阻害薬です。また、今年になって、細胞内でのウイルス増殖そのものを抑える働きをする新しい薬も承認され、健康保険で処方ができるようになりました。1回の服用で済み、飲み忘れの心配が少ないのが利点です。感染予防対策を行い、症状が疑われたら医療機関を受診しましょう。(S.H.)


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