健康カレンダー


86] 2019/ 6/ 3(Mon) 09:31:10

(月刊かみいな健康カレンダー 2019年 6月 号掲載)

「睡眠時無呼吸って何?」

睡眠時無呼吸は、睡眠中に呼吸が10秒間以上続けて止まる無呼吸を繰り返す病気です。眠っている間に起こるため、自分ではなかなか気がつくことができません。熟睡できていないため日中の眠気や疲労感が出やすくなり、集中力が低下するなどの影響が現れます。睡眠時無呼吸のある人は、健康な人に比べて、交通事故の発生率が約2〜3倍高いとも報告されてています。
 重症の睡眠時無呼吸がある場合には、脳卒中は約3.3倍、高血圧は2.9倍、糖尿病は1.6倍なりやすいとの報告もあります。
 睡眠時無呼吸は、閉塞性と中枢性に分けられますが、多くを占めているのは閉塞性睡眠時無呼吸です。閉塞性睡眠時無呼吸では舌の根元や軟口蓋が落ち込んで気道が塞がったり、狭くなることが原因で、呼吸が止まる無呼吸や、睡眠中の呼吸の深さが日中の半分以下になる低呼吸が起こります。
 眠りについてから朝まで続く大きないびきをかく場合には閉塞性無呼吸が疑われます。眠りが浅くなるため、日中に強い眠気を感じるようになります。
現在では、簡易無呼吸検査法といって、自宅で可能な検査も保険診療にて受けることが可能です。
軽症であれば肥満解消のための減量や、就寝前の飲酒を控えたり、仰向けでなく横向きに寝るなどの生活習慣の改善での対応になります。重症であればCPAP(シーパップ)という機械を睡眠時に装着します。一定の圧力で空気を気道に送ることで気道が塞がるのを防ぎ無呼吸や低呼吸を改善します。医療機関にご相談ください。(S.H.)


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