健康カレンダー


93] 2020/ 1/ 6(Mon) 11:17:17

(月刊かみいな健康カレンダー 2020年 1 月号掲載)

「飲酒と脱水」

12月になり、さまざまな場面でお酒と付き合うことが多くなる時期です。診療所でもお酒が好きな方とはよくお話しますが、飲酒するときは水分摂取を欠かさずにというお話です。多くの方から「お酒で水分を補給してるから大丈夫」と言われますが、誰でも飲んだ翌朝はのどが渇き尿の色が濃くなるのを経験されたことがあるでしょう。水分であるアルコール飲料を摂取してなぜ喉が渇くのでしょうか。お酒を飲んでいると、トイレが忙しくなりますよね。これは摂取した水分が満ちて溢れてきたわけではなく、アルコールによって脳下垂体から分泌される抗利尿ホルモンの活性が抑制された結果利尿が促されるためです。ビールに含まれるホップ、ビールやワインに含まれるカリウムなども利尿を促進する働きがありますし、緑茶やコーラなどに含まれるカフェインにも利尿作用があります。飲んだ量よりも多くの水分を失うので脱水になりますね。運動後や入浴、サウナなどで汗をかいた後冷たいビールを飲みたい気持ちはわかりますが、わざわざ脱水症を起こすようなものです。アルコール濃度が高いお酒の摂取ではさらに水分量が減るわけですから、一層ご注意いただきたいと思います。脱水の状態で酔いつぶれて寝てしまえば肝臓の働きが低下するだけでなくさまざまな臓器に負担がかかります。二日酔い程度で済んでくれればまだ良いでしょう。飲む前にグラス一杯のアルコール以外の水分、飲んでいる間にもときどき。寝る前にももう1〜2杯の水分摂取してお酒と上手に付き合いましょう。  (Y.I)


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