健康カレンダー


67] 2017/11/20(Mon) 17:32:25

(月刊かみいな健康カレンダー 2017年 11 月号掲載)

「「大腸ポリープ」と言われたら」

大腸ポリープとは大腸の粘膜がいぼ状に隆起したもので、形・大きさは様々、組織型によって腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープに分けられます。前者は「腺腫」性がほとんどで良性ですが大きさが1センチ以上になるとガン化の危険性が大きくなりますので「前ガン状態」とも称されます。後者には遺伝性ポリープ、若年性ポリープ、炎症性ポリープ、過形成性ポリープ(老化?)などがありますがこれらはガン化とはあまり関係ありません。   <原因>は食事の欧米化(高脂肪、低繊維食)他、様々な発ガン物質などが挙げられます。 <症状>は小さいうちは無症状です。大きさ・発生場所によっては滲むような出血を認めます。近年は大腸ガン・便潜血検診受診者が増えておりその際の精密検査で偶然発見されることが多いようです(ポリープが潜血陽性の原因であったのかは断定できません)。
<検査>は大腸内視鏡検査やX線造影検査で行われ、内視鏡下での組織検査で性質が判定されます。 <治療>さて、「大腸ポリープ」と言われたらどうしましょう。腫瘍性のものでしたら、1cm超の大きさの場合は将来のガン化の危険性もあり(あるいはもうミリ単位のガンができている場合もありますので)取る処置を受けた方が安心です。取る場合には隆起がはっきりしていれば内視鏡的ポリープ切除で、平低なものは内視鏡的粘膜切除術・粘膜剥離術で対処できます。しかし、5mm大以下のものでしたら悪性のものはなく2〜3年毎くらいに経過観察してもらってもよいでしょう。そのようなポリープの存在がわかっていたら便潜血検診は受けずに主治医と相談し今後の検査計画を立てて下さい。(T.H)


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