健康カレンダー


92] 2019/12/ 2(Mon) 09:37:54

(月刊かみいな健康カレンダー 2019年12月号掲載)

「お酒の飲みすぎに注意」

これからの季節、忘年会や新年会でお酒を飲む機会が増えると思います。お酒を飲むと、いわゆる「酔う」という現象が現れます。血液中のアルコール濃度が少し上昇した程度では「ほろ酔い」ですが、濃度が高くなるにつれて、「酩酊」「泥酔」となり、さらに「昏睡」から命にかかわることさえあります。
 多量の飲酒の習慣はいろいろな病気の原因にもなります。アルコールを分解する肝臓にダメージを与え、肝硬変などを引き起こします。口腔・のど・食道・肝臓・大腸・乳がんなどのがんにも関係しています。暴力的になったりすることで仕事や日常生活に支障を来たすこともあり、飲酒量のコントロールは必要です。
 「お酒はほどほどに」とよくいわれますが、節度ある飲酒量とは、健常な男性で1日に純アルコール量で20g程度、女性や高齢者ではそれよりも少なめとされています。飲酒をしない休肝日を作ることは、飲酒量の総量を減らすことに役立ちます。
 飲酒量をコントロールできなることが続いてしまった状態がアルコール依存症です。うつ病を併発していることが多く、飲酒が自死の引き金になることもあります。アルコール依存症が疑われたら、早めにアルコール依存症の治療を行っている精神科を受診しましょう。
 日本人の10人に4人はアルコールの分解が遅い「お酒に弱い」タイプで、10人に1人は「一滴も飲めない」タイプです。宴会などでこのようなタイプの方にお酒を無理に飲ませることはやめて、楽しく飲むように心がけましょう。 (S.H.)


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