健康カレンダー


90] 2019/10/ 5(Sat) 13:27:08

(月刊かみいな健康カレンダー 2019年 10 月号掲載)

「新型タバコ(電子タバコなど)について」

 最近、従来からの燃焼式タバコに代わって、電子タバコなどの新型タバコが普及しています。タバコが止められない人の健康被害低減につながるとして推奨する意見がある一方、先日、アメリカにて電子タバコによる死者が発生したとの報道もあり、本当に安全なのでしょうか。新型タバコには、非燃焼・加熱式タバコと電子タバコがあります。前者は葉タバコを加熱してニコチンを含む霧状粒子(エアロゾル)を発生させて吸入します。電子タバコは、液体を加熱してエアロゾルを発生させて吸入し、その液体にはニコチンを含むものと含まないものとがあります。これら新型タバコでは、燃焼式タバコほどではないにしても、ニコチンの他にアセトアルデヒド、ホルムアルデヒド、PM2.5、重金属などの有害物質を含んでいます。新型タバコの使用と病気や死亡の危険(リスク)との関連性についての科学的根拠が得られるまでには、今後かなりの時間を要するものと思われ、当面は「安全とは言えない」と認識すべきでしょう。また新型タバコでは「煙がでない、あるいは煙がみえにくい」ことから、周囲の人への影響が少ないようにも思われがちですが、実際には喫煙者の口や鼻からは大量の霧状粒子(エアロゾル)が吐き出されており、受動喫煙による健康被害の危険性が指摘されています。日本呼吸器学会では、以上のような点を踏まえて「使用者にとっても、受動喫煙させられる人にとっても、新型タバコの使用は推奨できません。」との見解を公表しています。(A.U.)


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