健康カレンダー


82] 2019/ 2/ 1(Fri) 09:15:12

(月刊かみいな健康カレンダー 2019年2月号掲載)

「ゼイゼイする、咳が長く続く」

 このような症状がある時、それは喘息かもしれません。喘息の発作は風邪にかかったときや気温差が大きい季節の変わり目に出ることが多く、寒い時期は特に要注意です。喘息の主な原因はアレルギーです。喘息の人の気管支ではホコリダニなどのアレルゲンに対して慢性的なアレルギー性の炎症が起きています。炎症により気管支の平滑筋は収縮しやすい状態になっています。さらに炎症により粘膜はむくみ、粘液が多く分泌され喘息発作中の気管支は空気が通りにくい状態になります。喘息発作は自然にまたは治療により良くなりますが、繰り返し起きることが特徴です。適切に治療されずにいると気管支の構造が変化し重い喘息になることがあります。又、重い発作の場合、特に高齢者では喘息死の危険性があり注意が必要です。喘息を発症した場合、再発作を起こすリスクが高まります。重い発作に襲われないために適切な予防や治療が必要です。アレルゲン以外に冷気・タバコなどの煙・化学物質・運動・心理的ストレス・鎮痛剤などが発作の引き金になります。治療には気管支の炎症を抑える薬や気管支拡張剤が主に使われます。アレルギー性鼻炎のある方の20〜30%に喘息が合併します。鼻炎の治療は喘息の発作予防や、喘息治療に対しても効果があります。喘息症状は一日の中でも夜間に悪くなる傾向があります。寝る前や朝起きた時にゼイゼイする、咳き込む、2週間以上咳が続くなどの症状があるときは喘息を疑い医療機関を受診しましょう。(N.S.)


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