健康カレンダー


66] 2017/11/ 1(Wed) 12:12:56

(月刊かみいな健康カレンダー 2017年 10 月号掲載)

「意外と多い秋の食中毒」

 食中毒は、気温と湿度の高い夏に多いと思われがちですが、実は一年の中で一番発生件数が多いのは9〜10月です。夏バテで体力や抵抗力が低下しているところに気温の変化も加わって体調を崩しやすいことや、秋は行楽シーズンでバーベキューや運動会、お祭りなど野外での食事が増えることも影響しています。原因として多いのは、細菌やウイルスによる感染性のものですが、秋にはキノコなどの自然毒によるものにも注意が必要です。代表的な原因菌としてはカンピロバクターや腸管出血性大腸菌が多く、食肉の生食や加熱が不十分で発生しやすくなります。食中毒を防ぐには、食中毒菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」の3つが基本です。調理や食事の前に充分手を洗うことやまな板や包丁など調理器具の洗浄もこまめに行いましょう。細菌は、高温多湿で増殖しやすく食材や残り物は速やかに冷蔵・冷凍保存を心がけましょう。刺身などに付着して激しい腹痛発作を起こすアニサキス症の予防では、流通・加工の段階で生鮮魚介類をマイナス20℃で24時間以上冷凍保存することが大切です。さらに細菌やウイルスは加熱によって死滅しますので、肉や魚はもちろん、野菜なども加熱して食べれば安心です。肉料理は中心までよく加熱することが大事で、中心部分を75℃で1分以上加熱することが目安です。調理器具に熱湯をかけて殺菌することも有効です。おいしいものが豊富な季節、ちょっとした注意で安全に頂きたいですね。(A.U)


次を読む [最新を読む前を読む