健康カレンダー


79] 2018/11/ 1(Thu) 09:09:43

(月刊かみいな健康カレンダー 2018年 11 月号掲載) 

「風疹が流行っています」

 国立感染症研究所は9月19日に、今年の風疹患者数が昨年1年間の5倍を超える496人になったと発表しました。9月3〜9日の1週間に長野県でも5人の感染が報告されました。風疹とは、風疹ウィルスの飛沫感染によって起こります。潜伏期間は2〜3週間で、軽い風邪症状で始まり、全身の発疹、発熱、首の周囲のリンパ節の腫れ等が主症状です。その他、眼球結膜の充血や口内の出血斑、肝機能障害等もみられます。合併症としては、関節痛、血小板減少性紫斑病、脳炎等が報告されています。大人になってからかかると重症になるようです。妊娠初期に感染すると、胎児に感染して先天性風疹症候群(難聴、先天性心疾患、白内障及び網膜症等)が高い確率で発生します。2013年には全国で患者が1万人を超え、成人男性を中心に風疹の流行がみられました。このときの流行の影響で45人の先天性風疹症候群の報告がありました。妊婦を感染から守り、先天性風疹症候群の発生を防ぐために(1)妊婦の夫、子ども及びその他の同居家族などの、妊婦の周囲の人(2)10代後半から40代の女性(特に妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い人)(3)産褥早期の女性のうち、抗体価が十分であると確認できた人以外(4)30代後半〜50代の男性は、接種が勧められています。風疹はワクチン接種が最も有効な予防方法とされています。過去に風疹にかかったことがある人は予防接種を受ける必要はありませんが、罹患歴や予防接種歴がない人は任意で予防接種を受ける事を検討しましょう。(R.M)


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