健康カレンダー


100] 2020/ 8/ 3(Mon) 10:08:29

(月刊かみいな健康カレンダー 2020年 8 月号掲載)

「ロタウイルスワクチンの定期接種化」

今年の10月1日よりロタウイルスワクチンが定期接種に組み込まれます。対象は本年8月1日以降に生まれたお子さんです。ロタウイルスは胃腸炎をおこすウイルスで、繰り返し感染をし、5歳までにほとんどの乳幼児が感染をします。発熱、嘔吐、下痢が主な症状で
1週間程度で回復しますが、初感染時の症状が重いことがあり、経過中に脱水症を合併し入院が必要になることもあります。治療法がないため、入院をしても点滴で脱水症の対応をし、自然に回復するのを待ちます。ロタウイルスに対するワクチンは2種類あります。有効性や副作用に関しては大きな違いはありませんが接種方法が異なります。いずれも飲むワクチンで1回目の接種を生後6週目から14週6日までの間に開始し。2回目以降は4週間以上開けて、一方は合計2回で24週までに、他方は合計3回で32週までに接種を終わらせます。最後の接種が既定の期間を超えると、接種ができないので注意をしてください。また、他の予防接種と同時接種は可能ですが、同時接種をしない場合は、ロタウイルスの予防接種をした後4週間を開けて他の予防接種をしなくてはなりません。副作用で重要視されているのが腸重積症です。頻度はわずかですが、特に初回接種後1週間は注意が必要で、ぐったりとして顔色が悪かったり嘔吐を繰り返したり、血便が出る場合は腸重積症の可能性があります。この点を気にされる方もいるかと思いますが、世界的には小児期の予防接種として推奨されています。(K.K.)


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