健康カレンダー


65] 2017/ 9/11(Mon) 15:32:45

(月刊かみいな健康カレンダー 2017年 9 月号掲載)

「亜鉛が足りない?!」

亜鉛は生命の維持に不可欠なミネラルのひとつです。不足しやすい栄養素で
すので注意が必要です。亜鉛は食物として体内に入ると十二指腸や小腸の一部
で吸収され、全身に届けられます。ひとのからだの中で、亜鉛は300 以上の酵
素の働きを助けることで細胞の機能を維持し、細胞の分裂に関わり、味を感ずる
味蕾の新陳代謝に関係します。また、生殖機能、免疫機能にも重要な働きをしま
す。亜鉛が不足するとさまざまな症状を引き起こしますが代表的なのは皮膚が
荒れる、毛が抜けやすくなる、味がわからなくなる、舌が痛むなどです。亜鉛不
足が貧血、子供の発育障害、男性不妊、食欲不振、慢性の下痢、傷の治りにくさ、
感染症にかかりやすい、骨粗しょう症などの原因になっている事もあります。慢
性の肝臓病、腎不全、慢性の炎症性腸疾患、糖尿病で治療中の方は亜鉛が不足し
ている場合があり、注意が必要です。さらに、金属と結びついてその吸収を妨げ
る作用を持つ薬を長く飲んでいる方が亜鉛欠乏症になりやすいことが知られて
います。亜鉛の摂取推奨量は成人男性で1日10mg、成人女性で1日8mg です。
牡蠣(1 粒20g)4粒で約10mg、牛ロース(70g)2 枚又は豚レバー(30g )3 切れ
で6mg、プロセスチーズ(15g)2 個で約1mg が摂取できます。肌の荒れが治りに
くい、味覚が低下した、舌が痛いなどの症状があり、「あれ、もしかして?」と
思われた方は、かかりつけの先生に相談してみてはいかがでしょうか。
(N.S)

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