健康カレンダー


78] 2018/10/ 1(Mon) 10:28:06

(月刊かみいな健康カレンダー 2018年 10 月号掲載)

「アドバンス・ケア・プランニング」

だれにでもいつかは訪れる人生のフィナーレ。その将来の医療およびケアについて、患者さんを中心に、そのご家族や近しい人、医療・ケアチームが繰り返し話し合い患者さんの意思決定を支援するのがアドバンス・ケア・プランニング(ACP)です。その人の人生観や価値観、希望に沿った人生の締めくくりを、あらかじめよく話し合っておき、その人にとって最善の医療とケアを提供することを目指します。患者さんの意思を尊重し、最期まで尊厳ある生き方を実現することが目的です。主体は、患者さん本人です。「可能な限り生命を維持したい」「痛みや苦しみを少しでも和らげたい」「できるだけ自然な形で最期を迎えたい」などの希望が考えられますが、病状等も含め状況は様々です。担当の医療関係者から適切な情報提供と説明がなされた上で、患者さんやそのご家族と医療・ケアチームとが話し合って行くことが重要です。患者さんの意思は変化する可能性があるので、繰り返し話し合う必要があります。また、急に病状が変化することもあるので、患者さんが自分の意思を周囲に伝えられる時からその意思を共有しておくことが大切です。話し合いの内容は、その都度文書にまとめておきましょう。また地域で支えるという視点から、かかりつけ医を中心に看護師、ケアマネージャー等の介護職、ソーシャルワーカー等の多職種で患者さんの意思に寄り添うことが理想です。さあ、ご自分やご家族のアドバンス・ケア・プランニングを始めてみませんか?(A.U.)


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