健康カレンダー


75] 2018/ 7/ 2(Mon) 09:07:01

(月刊かみいな健康カレンダー 2018年 7 月号掲載)

「慢性腎臓病?」

蛋白尿や血尿がでている、画像診断などで異常が見られる、腎機能が低下している、といった状態が3ヶ月以上続いたときに慢性腎臓病(CKD)と診断します。高齢者、CKDの家族歴、過去検診における尿異常や腎機能異常、腎形態異常、メタボリック症候群(肥満、脂質異常症、高血圧、耐糖能障害、糖尿病)、高尿酸血症、NSAIDsなどの連用による腎毒性が指摘されている薬の常用、急性腎不全の既往、膠原病、感染症、尿路結石などは慢性腎臓病になりやすいハイリスク群と考えられていますので、特に注意が必要です。
慢性腎臓病が進行して、いったん慢性腎不全になってしまうと、腎臓の状態は元に戻りません。そして、残された腎機能にさらに負担がかかるため、ますます悪化し、末期腎不全へと進行します。近年、CKDが軽症であっても、心筋梗塞や脳卒中などの命に関わる病気を招くことが分かってきました。腎臓そのものだけでなく、心臓や脳を守るためにも、定期的に検査をし、CKDの治療を早く始めることが大切です。それにより、治癒もしくは悪化抑制の可能性が高くなります。
検診で蛋白尿や血尿を指摘されたり、血清クレアチニン値などで異常を指摘された方は医療機関に相談なさってください。またメタボリック症候群、高尿酸血症などを指摘されているにも関わらず見て見ぬ振りをなさっている方も多いのではないでしょうか。自覚症状が出てからでは改善を期待するのが難しくなります。現在のご自分の状態を把握して悪化させないようにしていくことが大切です。                                 (Y.I)


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