健康カレンダー


46] 2016/ 2/ 1(Mon) 13:49:34

(月刊かみいな健康カレンダー 2016年2月号掲載)

「ピロリ菌ってなぁに?」

健診などで「ピロリ菌」という名前をお聞きになったことがある方も多いと思います。子供の頃に感染することが多く、一度感染すると多くの場合、胃の中に住み続けると言われる細菌の名前です。感染すると胃の粘膜に炎症が起こりますが、この時点では症状のない人がほとんどす。大人になってから感染すると激しい胃の症状が起こることがあります。感染経路はまだはっきりわかっていないようですが、口から入れば感染することは間違いないようです。大部分は飲み水や食べ物を通じて、口から体内に入ると考えられています。上下水道の完備など生活環境が整備された現代日本では、生水を飲んで感染することはありません。また、夫婦間や恋人間でのキス、またコップの回し飲みなどの日常生活では感染しないと考えられています。わが国では、上下水道が十分完備されていなかった戦後の時代に生まれ育った団塊の世代以前の人のピロリ感染率は約80%前後と高いのですが、衛生状態のよい環境で育った若い世代の感染率は年々低くなり、10代、 20代では欧米とほどんど変わらなくなってきました。
医師が除菌治療を勧める大きな理由は大きくは次の二つです。
)性胃炎、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の多くの患者さんで再発しにくくなる。
胃がんの発生がピロリ菌と密接に関係している。
ピロリ菌がいれば必ず消化性潰瘍になったり、がんになるという訳ではありませんが、発症した人は高率にピロリ菌に感染していることは事実です。気になる方は一度医療機関でご相談なさってみてはいかがでしょう。      (Y. I )


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