健康カレンダー


45] 2016/ 1/ 4(Mon) 16:37:50

(月刊かみいな健康カレンダー 2016年1月号掲載)

「インフルエンザ感染症の流行期です」
 
インフルエンザ感染症の季節がやってきました。インフルエンザの典型的な症状は、成人では突然の38度以上の高熱で始まり、咽頭痛・頭痛・関節痛・倦怠感などの全身症状が強いのが特徴です。発症後2〜3日で解熱し、完全な回復には1〜2週間を要します。
診断は、症状の経過と迅速キットで行われます。インフルエンザは、強力な病気で他の病気(合併症)を引き起こすことがあります。
小児では、中耳炎・肺炎・筋炎・心筋炎・中枢神経系等の合併症があります。中枢神経系合併症は、熱性けいれんが最も多く、異常言動も警戒しなくてはなりません。異常言動は、多くは3歳から9歳の年齢で、発熱から12時間以内に多く見られ、部屋から飛び出す・幻視・幻覚・うわごと・おびえる・泣くなどの症状が夜間に出現します。異常言動は、インフルエンザ脳症の初期にしばしば認められることがあり、そのために患児の経過観察は大切で、意識障害・けいれん発作の出現等に注意する必要があります。高齢者では、合併症として肺炎を併発することが知られています。重症化して死に至ることもあり、早期診断・早期治療が求められます。感染予防策には、やはりインフルエンザワクチン接種と肺炎球菌ワクチン接種が必要と考えられます。小児と高齢者がインフルエンザに罹った場合、合併症に注意が必要です。インフルエンザを疑ったら、早めに医療機関を受診し、適切な治療により重症化しないようにしたいものです。(N.T)

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