健康カレンダー


41] 2015/ 9/ 1(Tue) 14:38:53

(月刊かみいな健康カレンダー 2015年9月号掲載)

「C型肝炎の新しい薬に医療費助成」

 昨秋、C型肝炎の新薬について掲載させて頂きました。その後、さらに使いやすい「ソバルディ錠」(一般名ソホスブビル)が認可され医療費助成制度の対象となりました。本剤はC型肝炎による慢性肝炎と初期肝硬変に効果が認められ、リバビリンという飲み薬といっしょに3ヶ月毎日内服することで約96%の患者さんでC型肝炎ウイルスを排除することができます。従来のインターフェロン注射に比べて副作用は少なく、仕事を休まずに治療することが可能とされています。ただ非常に高額な薬で、1錠が6万円余りもして併用薬も含めると3ヶ月の治療に約550万円もかかります。もちろん保険適用薬ですが、それでもかなり高額となってしまいます。そこで、国と各自治体による医療費助成により患者の自己負担は月額1〜2万円におさえられます。この医療費助成を受けるには、治療に先立って肝臓専門医等の資格のある医師に書類を作成してもらい、住民票の写し等といっしょに所轄の保健所に提出して審査を受ける必要があります。このソホスブビルという薬は、現在はC型肝炎患者のうち「2型ウイルス」(感染者の2〜3割)にだけ保険適用となっていますが、今年の9月以降には「1型ウイルス」(残りの約7割)にも適用が拡大される予定です。これまで、インターフェロンが使用できなかった患者さんやその副作用を心配して治療を敬遠していた方には、「待ちに待った薬」の登場と言えましょう。肝臓病を扱っている医師とよく相談して治療を受けましょう。
(A.U.)


次を読む [最新を読む前を読む