健康カレンダー


37] 2015/ 5/ 7(Thu) 12:45:13

(月刊かみいな健康カレンダー 2015年5月号掲載)

「65歳以上の成人は肺炎球菌ワクチンの定期接種を受けましょう」

わが国は、世界でも有数の長寿国であり、日本人の平均寿命は男性80.2歳・女性86.6歳までに達しています。平成24年の死亡原因では、一位悪性新生物、2位心疾患、3位が肺炎という結果でした。肺炎とは肺に細菌・ウイルスなどが侵入して炎症を引き起こす危険な病気で、高齢者になればなるほど死亡率が増加します。肺炎の原因として、中でも細菌である肺炎球菌によるものが最多で、全体の20〜40%を占めています。この肺炎球菌に対してワクチンを接種することにより、死亡原因3位である肺炎を予防し、年をとっても健康で自立した生活ができ、平均寿命・健康寿命の改善が見込まれると考えられています。肺炎球菌ワクチンの定期接種は、平成26年より開始されました。平成27年度のワクチンは、4月から始まり、接種適応年齢の65歳から5年刻みで100歳までの年齢の人には、市町村より通知(問診票)が届けられます。ワクチン費用の一部は、公費で負担となり、1回の接種で5年間有効と考えられています。肺炎球菌ワクチンの効果は、介護施設入居者を対象とした研究において、肺炎球菌による肺炎の発症を63.8%減らし、肺炎による死亡を低下させたとの報告があります。肺炎球菌ワクチンは、すべての肺炎を予防するワクチンではありませんが,接種することにより十分な予防効果があります。対象となる方は必ず接種しましょう。           (N.T)



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