健康カレンダー


29] 2014/ 9/ 1(Mon) 09:35:56


(月刊かみいな健康カレンダー 2014年9月号掲載)

「爪水虫」

 今年の梅雨は「うっとうしい長雨」というより「散発ゲリラ豪雨」的な感じでしたね。ジメジメしたこの時期には水虫にお悩みの方が多いでしょう。水虫はごく身近にある皮膚病で原因は「白癬菌」という皮膚につく一種のカビです。頭から足先まで何処にでも発生しますが中でも一番多いのは足でしょう。わが国では足水虫は5人に1人、更にそれを放置したりこじらすと菌が爪に入り爪水虫になり10人に1人いると言われています。爪水虫ではかゆみはありませんが、爪が白く濁ってきたり、厚みが増してきたり、ぼろぼろと壊れてきます。爪水虫の患者さんでは3人に1人が「見た目が悪い」と訴えていますが、足の爪に多いためにあまり気にかけず放置している人も多いです。厚くなった爪が皮膚を圧迫して痛みの原因になったり、皮膚にくい込んで感染のもとにもなります。また、皮膚の水虫を繰り返す温床にもなります。
 皮膚の水虫はまず塗り薬で根気よく治療します。ところが、爪水虫の場合は塗り薬が爪の中に十分に届かず効果ありませんので飲み薬でこれから生えて来る爪を治さなければなりません。足の爪が生え替わるには1年かかりますが飲み薬で治療する場合一般には最低6ヶ月間毎日の内服が必要です。が、最近新しい「パルス療法」という短期決戦の治療がよく行われます。毎日飲み続けるのと同じ薬を、ひと月の内最初の1週間に集中して1ヶ月分飲みその後3週間休薬します。これを3回(3ヶ月間ですむ)繰り返す内服法です。毎日約180日間内服するのがこの方法では21日間の内服で終了します。  水虫の患者さんの1/3には同居している家族にも水虫の人がいるようで、人にうつります。バスマット、絨毯、畳、スリッパなどから感染しますので常に掃除、洗濯、足の清潔に心がけて下さい。感染しているご家族も一緒に治療を受けて下さい
                                     (T.H)


次を読む [最新を読む前を読む