健康カレンダー


60] 2017/ 4/ 3(Mon) 13:04:29

(月刊かみいな健康カレンダー 2017年4月号掲載)
                  
 「病気と運転免許」

 最近、運転者の病気がもとで交通事故につながるケースが増加し社会問題となっています。3年ほど前から運転免許の新規取得や更新時に病気等に関する質問票への回答が義務化されました。この質問票では、意識を失ったり活動中に眠り込んだ経験や運動障害の有無、飲酒習慣などについて回答が求められます。虚偽の回答をした場合は、罰則も設けられています。統合失調症、てんかん、再発性の失神、無自覚性の低血糖、そううつ病、重度の眠気を伴う睡眠障害、アルコールや薬物等の中毒の患者さんでは、免許の取得・更新ができない場合があります。また認知症の患者さんでは、免許の取得・更新はもちろんのこと運転そのものが禁止されています。本年3月の改正道路交通法においては、高齢者の交通安全対策が強化されました。75歳以上の高齢ドライバーでは、免許更新時や一定の違反行為をした場合、認知機能検査を受けなければなりません。これで「認知症のおそれ」と判定された人は、後日、医師による臨時適性検査を受けること又は医師の作成した診断書の提出が義務化され、認知症と判断された場合やこの規定に従わなかった場合は、運転免許の取消し又は停止となります。高齢者にとって、生活の足でもあるマイカーの運転をやめることは勇気と決断が必要です。しかし自分も含めて悲惨な交通事故被害者を出さないために、自分の病気や体調をよく考えて、家族やかかりつけ医とも相談しながら問題があれば免許の自主返納も大切な選択肢と言えるでしょう。                      (A.U)


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